無意識の働き

無意識についての見解は様々ですが、コニレイ・アンドレアスは、無意識についてとりあえずは
「私たちが意識していないすべてのこと」を、大きな解釈としています。

例えば人間が呼吸をすることや、歩くために筋肉を使うこと。
これらは無意識に行われる膨大な量の行動の一部ですが、無意識の行動の大部分は、適切で
有益なものです。


しかし、考え事をしていてうっかり電車を乗り過ごしてしまったり、止めようと思っていてもなかなか
止められない悪習慣などのように、無意識の行動の中には役に立たないものもあります。

止めたいと思う習慣も、始めのうちは意識的に行っていたことです。
しかしそれが繰り返されるうちに、いつの間にか無意識のレベルにまで行動が刷り込まれていき、
気がつくとその行動を行っている、ということになるのです。


気がつくと行っているという無意識的な行動は、意識的に「止める」と決心したとしても、自動的に
行われていることなので、不可能に近いことです。

これを変えるには、まずそれに関わっている部分にアクセスすることを学ばなければなりません。
そしてそれができた後で、どうやってその部分と仲良くなるかを学べばいいのです。